犯人はBluetooth
正確にお伝えするとBluetoothドライバーの不具合です。
BootCamp fails to start after upgrade to MacOS Sierra 10.12.1
BootCamp fails to start after upgrade to … - Apple Community
10月末から仕事でCADCAMを使う必要があり、無謀にもMacBookで作業するという荒業を行なっていました。(NewMacBookProへ向けて13インチをドナドナしてシマッタ為。トホホ)
日本のAppleのディスカッションページにもチラホラ投稿が出てきていますが、正確にはMacBook (Retina, 12-inch, Early 2015)だけでしかも、以前のBootcampドライバーでは正常だったと思われます。
2016年の8月頃試した時はWindows10 64bitで正常に動作していた為。アメリカのディスカッションページでは10.12.0はOKで10.12.1からダメになったという記載があったのですが、
下記の通り試しても
- macOS 10.11.5でインターネットリカバリー後、クリーンでBootcampしてNG
- Windows8,8.1,10 64bitではNG
- (SYSTEM THREAD EXEPTION NOT HANDLED acpi.sys)という表示でブルースクリーンで再起動を繰り返す
- Broadcom Bluetoothドライバーのインストールを避ければその他は正常動作可能
- Bluetoothは使えない
- Broadcomサイトから最新ドライバーを落としてもNG
- 中華サイトからBootcamp 6.1のMacBookPro 2016 最新を落とすもNG
現状では正常にWindows上でBluetoothを使うことは不可能なようです。Appleでも確認しているはずですので早めのBootcampドライバーの更新公開を期待しています。
「あともう少し」でもどうしようもないです。
どう乗り切る?
仮想でしょ。ということでVmware 8.5とParallels 12とのCADCAM動作比較を行いました。
- Mastercam X9 SP2
- Solidworks 2015 SP5
このソフトウェアの動作を検証しました。MacBook (Retina, 12-inch, Early 2015)の仕様は下記の通りです。
- 1.2 GHz Intel Core M
- 8 GB 1600 MHz DDR3
- Intel HD Graphics 5300 1536 MB
それぞれの仮想ソフトにWindows 7 SP1 64bitをインストールしました。
- 割当メモリ 2048MB
- 3Dの最適化を行う
- Retina対応を外す(1440X900)の解像度に合わせる
古いWindows7の方がフットプリントが小さくメモリ使用量も控えめなので、古いライセンスがある方は是非、活用してみて下さい。
Parallels 12の勝利
今まで何年間もVmwareを利用してきて、CADCAMは無理かなと思っていましたが、なんと、結構サクサク動きます。
MacBook (Retina, 12-inch, Early 2015)はファンレスなのでCPUをたくさん使い始めると熱がこもるので、処理速度は非常に遅いのですが、それでも昔のCoreDuo2時代に必死にノートPCで3D CAD/CAMを動かしていた時より早いかも知れません。驚きです。
Windows7に2GBほどメモリを割り当てて、1GBほどシステムで使っております。残りの1GBでCADソフト等を使う感じです。大規模な設計や加工プログラム等の処理を行わない簡単な動作であれば何とかスムーズに動作します。
もちろん、Office 2016のExcel、Word等はサクサク動きます。Vmware 8.5でも動作はしますが、DirectX周りの画面処理がParallesの方がスムーズで全体的にも高速に反応するようです。私の利用する3D CAD/CAM環境ではParalles 12の方がオススメです。
ただでもポートが少ないMacBookでCADCAMのライセンス用のUSB KEYを刺さないとならないのでBluetoothマウスの使えないような壊れたBootcamp環境では非常に厳しいです。まあ、MacでWindowsのCADCAMを使うなと同僚に言われておりますが、私は多分、この先もWindowsマシンには戻らないと思います。
MacBookPro 2016を検討していますが、オンラインではなく実際に店舗でよく確認してから買いたいなと考えています。
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