速報mac OS 10.12.5でAPFSが使える
既にApple File SystemがmacOS 10.12.5で使えた
macOS High SierraのPublic Betaが出ました。
いつものようにバックアップを取ってインストールしてみましたが、なんと。High Sierraで外付けHDDをAPFSにフォーマットして、安定しているmacOS 10.12.5のmacOS SierraのMac mini 2012でマウントしてみたら、普通にマウントして読書が可能です。おーい。すごいな。
ちなみにHigh SierraもSierraでもTime Machine機能でAPFSディスクを使うことは出来ません。(現在)今後、正式版登場の時までには使えるようになると思われます。
High Sierraで無くてはAPFSフォーマットをマウント出来ないと思っていたので非常に驚きました。macOS Sierraで既に対応させているとは非公式としても驚きました。
もちろん、ディスクユーティリティーでAPFSにフォーマット出来るのはHigh Sierraのみです。コマンドラインでならSierraも可能だと思いますが。。。これでHigh Sierraになっても心置きなく、APFSメインで進めていけそうです。
言えないけど夢の中でのApple File Systemの感想
Public Betaと言えども規約がありますので、その内容をブログ記事に載せることはなかなか出来ません。という事でここからは夢の中での想像記事という事で読んで頂きたい。
一部海外ではHigh SierraでのHFS+とAPFSの起動時間のベンチマーク動画等がありますが、EFIファームの変更等を行ってHigh SierraではAPFSからの起動を実現しており、Betaの現段階でチューニング等も完全ではないと思われますのでHFS+より起動時間が遅いことは驚きません。
私のMacBook 12インチ(2015)環境でも起動が早いとは感じません。
ベンチマークでは分からないApple File Systemのメリット
実際にSSDからHDDそしてUSBメモリまでAPFS(Apple File System)にしてみて試した感じではベンチマークでは顕しきれない快適さがあることを伝えておきたいです。
下記にそのメリットを列挙しました。
- APFSのファイルシステムがマルチスレッドに最適化されていてFinder等の別操作に影響が及び難く感じること
- レイテンシーが低く全てのアプリでのデータファイルを開く起動が早くなる
- 記憶装置の転送速度限界付近での高負荷処理中でも他の処理に影響を与えない
- SSDからHDDそしてUSBメモリ等転送速度が違うデバイスでもその能力を最大限に生かす
- 真のプラグアンドプレイが実現、マウント、アンマウントが早く、安全
- HFS+より強固なファイルシステム管理でメタデータの破損が低減
- HDDでもHFS+より高速、スムーズになる。特に大きなデータの取り扱い時(デフラグの効率化と64bitファイルシステム化のメリット)
- ログ処理やメール、iTunesの音楽ファイル管理、写真の大量整理等の高速化
- 大量ファイルのゴミ箱空作業も一瞬で行える
- APFSのタイムスタンプは1ナノ秒単位で可能なのでログや大量の連続小データの取り扱いがスムーズになる
Apple File Systemを使ってのmacOS High Sierraの夢の感想
まだまだ、Public Beta段階ですが、巷で言われているほどひどい出来ではなく、近年の中ではマシな方だと思われます。(個人的な主観)。Metal 2の進化はあまり感じられず、全体的により安定して動く方向性へのマイナーバージョンアップと思われます。MacBook 12インチ(2015)でもGPUまわりで遅いなと感じることは通常作業ではありません。メール、写真アプリでAPFSの恩恵か以前より機敏でスムーズに動作しているように感じます。
Vmware 8.5.8、parallels 12でもWindows仮想マシンはAPFS上のファイルで動作しております。メモリリークもさほどなく、非常に安定していると思います。
個人データ管理のフォーマット変更計画
macOS High Sierraのリリースに向けて、私は今後、すべての過去データ保存HDDを下記のように変更して保存していこうと思います。
- 古い過去のHDD等は可能であればAPFSに変更する
- TimeMachineディスクは様子をみてHFS+のドライブから新品のAPFSドライブへ変更
今後、複数ドライブで1個のパーテーションを構築して、容量を無駄なく活用できるような仕組みを作って欲しいと思います。買ってきた外付けHDDをどんどん増やしても1個のパーテーションで管理できればそれがいい。容量が足りなかったり、壊れそうになったら交換したり。それが望ましい。ソフトウェアRAIDでもFusionドライブでも方法は構いません。簡単に意識しなくて便利に実現してくれればそれで十分です。
Public Betaは簡単に試さないで
以前、完全にダメになったこともあります。くれぐれも大切なマシンに入れないで下さい。データの保存もしっかりしてから、余裕のある時に試しましょう。
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