
待望のMicrosoft Office for macが64bitにアップデート
早速、アップデートしちゃいました。私はOffice 365ユーザーなので最新版を利用しております。長年、この時を待っていました。「skype™」も何年か前に64bit化しましたが、「skype™」の方がMacで使う場合、常時起動する為、影響が大きくて嬉しかった記憶があります。
近年のmacOSの場合、メモリ管理等の影響か、64bit化されたアプリのほうが動作がサクサクしている感じを受けます。Office(特にExcel)も2016になってから、互換性やUI等がWindowsアプリとほぼ同等になり、運用上の問題は少なくなってきておりましたが、起動や動作の軽さに関してはやはりWindowsで使う方が最適だなと感じておりました。
アップデートファイルもも小さく変更?
さて、実際のアップデートですが、以前の32bitバージョン時はWord、Excel、Powerpoint等の個々で600MB超えのフルパッケージアップデートでしたが、今回から平均150MBの圧縮パッケージになっております。更新アプリケーションのMicrosoft AutoUpdateもバージョンアップしてVer3.6(160803)になりました。何かしら更新方法が変更になっているような感じです。多分、変更部分だけの差分アップデートになっていると思われます。将来的には名前の通り、Autoで使ってない時にでもバックグラウンドでアップデートしてくれてれば嬉しいです。
(私はどんどんアップデートしてほしい派)
肝心の動作感覚は
私の自宅用MacはMac mini (Late 2012)でかなり古いのですが、そのMacでもサクサクに動作するほど(Office2016自体そんなに重くはなかったですが。)良いアップデートになっているのではないかと思います。
特に実際のExcelファイル(データ量の多い)を開く場合はかなり余裕の動きをすると感じました。Windows版に比べて、何か操作をすれば出てきていたレインボーくるくるカーソルも出番が少なくなったようです。
MacBook 12 Retina 2015での動作は?
64bit化したけど、非力CPUでの動作はどうなのでしょうか?試しにMacBook 12 Retinaで検証してみました。(ただ、アップデートして使ってみただけ。)以前はその非力さにOffice 2016 for macをアップデートするだけでも遅く感じたのですが、今回のアップデート後はなんと、サンプル集の中の重そうなファイルを開いてもサクサク動作するではありませんか。。。64bit化は非力なCPUマシンの方がより影響を受けて早く動作するかもしれません。
アクティビティモニタでの確認方法
macOSでのアプリの64bitの確認方法ですが、アプリケーションの中のユーティリティフォルダにあるアクティビティモニタで見ることが出来ます。
(余り使う人居ないかも)
初期状態ですと、種類という項目が表示されておらず、32bit、64bitは見えておりませんので開いてるタブのところで右クリックして「種類」という項目を表示します。そうすればアプリケーションの32bit、64bit化を確認することが可能です。
macOSの完全64bit化
今年秋にリリースされるmacOS SierraもiOS10もそうですが、OS上で行う様々なサービスが増えてきており、ますますOSのメモリ管理が厳しくなってきている状況です。Appleは今後2017年までにFile SystemをHFS+からAPFSに変更する予定ですし、Macでは標準搭載メモリを8GBまで上げてきております。9月発表予定のiPhone7(?)では内蔵メモリを3GBにするとの噂もあります。
File Systemの更新やSiri等のサービスを標準化するためにはますます完全64bit環境に移行する必要があります。ユーザーは全く意識すること無く、恩恵だけを得られるようにAppleは密かにスムーズに移行するように努力していることでしょう。今回はMicrosoftのアップデートでしたが、今年から来年にかけてMacの進化に目が離せませんね。では。
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