ハードウェアを使い熟すソフトウェアで勝負するアップル
全てのハードウェアをユーザーが簡単に使えるように
GoogleにもMicrosoftにも負けない。ハードウェアを使うためのソフトウェアはAppleが1番。そういう内容のWWDCだった。同規格のハードはどの会社でも用意できる。
でも、それをユーザーが最大限、簡単に使う為には素晴らしいソフトウェアが必要だ。AppleのWWDCでのキーノートはそれを語ってくれた。同じハードウェアでも優秀なソフトウェアで何倍も有効に作業が可能だと。それを実証してくれるのだと願っている。
未来のために必要な開発と準備
今すぐの為だけの発表ではなく、未来のハードウェア、未来のソフトウェアを感じる開発者会議でした。小手先の発表ではなく、5年先に進む為の発表会でiOS11だけなくmacOSも素晴らしく、そして、着実な基礎固めのリリースとなります。
AIではなくML(機械学習)という呼び名も素晴らしい。あくまで主体は人間であることをAppleは分かっている。AIに全て自動にされることではない。人が簡単に使うためにMLが補助するのである。そんなAppleのAIに対する利用姿勢がよく分かる。
ユーザーは何も感じないでメリットを享受する
動画もTVも力を入れている。HEVC(H.265)も全面的に導入される。HEIF (High Efficiency Image Format) も写真アプリに採用され、動画も写真も同じ高画質で容量は半分になる。
ユーザーが意識することはない。これが肝だ。
ただ、iPhoneの空き容量が増えてると感じるだけだ。何度も伝えてきたApple File SystemもmacOSにも採用されるが、これも全くユーザーは意識することなく利点だけを享受することになる。
ただ、全ての動作が早くなり、バックアップは瞬時に確実に終わる。これがApple流だと言える。
プロに対する道具を長期的に提供する
参加者は開発者の道具にもエコシステムを!と叫びたいだろう。
今まではPro用の道具が軽視されて来た気が来ます。
今回、Proユーザー向けのワークステーションも発表された。特にVRとグラフィックの未来に真剣に投資している。いつの時代も使いやすい道具を提供する。ハードが主役でもソフトが主役でもない。人が使う道具として機能する。スペックに関して語られることは少ないし強調されることもない。
如何にして道具を使いこなし、作品を作るかに尽きる。
一時的には他社の方が新しく早いかもしれないが、しかし、Appleは使いやすく、そして、長く使える、そんな、使いやすい、手に馴染む道具を提供する。結果的にプロはAppleの道具を選択し、長期に渡って愛用し、作品を作る。願わくば、より長期的に使えるように、アップグレード可能な拡張性を追加してほしい。
HOMEPodには少し心配
Siriをメインにしているため日本での導入が遅れる気がします。また、大きい部屋を意識した味付けでは小さい部屋が中心の日本で大きすぎる気がします。また、NASの機能も付けて欲しかったのが本音です。
しかし、新しいIOTデバイスとして期待しています。
ソフトウェアのアップグレードで陳腐化を防ぐ
Appleの素晴らしい点だ。新しいハードだけが未来を享受するわけではない。今まで使っている愛用している道具もより便利になる。
ソフトウェアの更新だけで使いやすくなる。これはすごい武器だと思います。
今回のWWDCでも新しいハードウェアが発表されたが買い換えたくなる物はない。
Apple watchも初代を使っているが秋にwatchOS4になれば1粒で4度美味しいと言えるだろう。
Appleの余裕はユーザーにも余裕を与える
売り急ぐ必要もない、十分に利益が出ている。ユーザーに豊かさを与え満足させよう。
そういう意思が感じられたWWDCでした。自分のサイクルで買換えを進められると感じたし、買ったデバイスも長く使え、最高のサポートも受けられる。
外部GPUが使えるようになると確信したので13インチのMacBookProを購入しようかと思う。
この仕様でポチッとしちゃいそうです。
では、お休みなさい。
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