WWDC 2016とApple FileSystemへの期待

2017年8月17日

WWDC 2016

私も夜寝ないで見ました。

新しいハードウェア(特にMacBookPro)の発表が無く、がっかりされた人も多かったみたいですが、より昔のAppleらしく型にはまらず、熟さないものは発表せず、よりユーザーや開発者目線での革新を進めているようで私はドキドキしました。

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Copyright © 2016 Apple Inc.

Apple File System (APFS)

その中でWWDCが終わってから発表されたApple File System (APFS) が非常に嬉しかったです。

長年MacやWindowsを使ってきて一番に文句があるところ。そうFile Systemの問題です。Windowsや家電製品でのストレージ管理の状況はFDDやHDDの容量が少なく、速度が遅い時代の管理手法で現在も進行中なのです。

非常にお粗末なFile Systemしかコンシューマでは存在していない。家庭でも写真や動画で大容量のファイルがあふれる時代で!2TBのHDDがこんなに安い時代にまだ、ドライブ毎にパーテーションを分けてユーザーが管理することは遅れています。

ブルーレイディスクレコーダーやテレビにそれぞれHDDを山ほど積んで、いつおかしくなるかもしれない把握できない状況で家族の大事なデータを家庭内で分散して管理している。

非常に無駄なリソースの活用状況になります。

あのデータはこのHDDに入って、このHDDはこれだけ空いていてというような状況ではないでしょうか?少し前にMacもFile SystemをZFSに移行するという動きもあり、私もFreeNAS等のシステムを導入したりしてZFSも少し触りましたが、優秀で高機能ですが、Appleがユーザーに提案するほど最高ではないと感じました。

要するにマニアックすぎるのです。

Appleはユーザーフレンドリーで簡単に使える仕組みを必要としていたのだと思います。ZFSは簡単ではなかった。そういった経緯からも今回のAPFSの発表にはすごく期待しております。

APFSに望むこと

  • 安全
  • 高速
  • 動作が真のマルチスレッド
  • OS上でパーテーションを意識しなくていいこと
  • 空き容量が自由に移動出来ること
  • 重複排除機能(dedup)
  • iOS,tvOS,macOS間で行き来出来る事(共有)

 

例えばiPhoneからiPadのストレージを使える。MacでiOSのアプリが動作する。その際にアプリがどこのデータを見に行くという認識をしなくて良くなる。iPhoneに置いてるデータとかiPadにあるとかそんなの関係なくアクセスが可能になる。

ハードウェアがソフトウェアにやっと追いついた?

今までのユーザーや開発者へのOS上でのドライブやファイルへの認識のさせ方はこれの布石となっていると考えられます。

また、近年のApple関連のハードウェアの64bit化や最低メモリの上限UPなどはこの為だったのかもと考えられます。やっと、機が熟したとでもいいましょうか。データはハードウェア本体についてくるのではなく、サービスについてくる。OS毎の垣根も超える。

家の中でのストレージ管理をAPFSで行い、また、iCloud等のクラウドシステムにもバックアップを行える様になる事を狙っているかも。強力な重複排除機能(dedup)があれば家族間での重複したファイルで余計な容量を食うこともなく、また、macOS、iOS等のシステム更新時やアプリのアップデート時も本当に更新されたプログラムだけをダウンロードして書き換える等の非常に洗練されたアップデートシステムの構築も可能です。

Appleのエコシステム

ここまでを2〜3年の短期間で開発を行えれば、よりAppleのHomeでのエコシステムは強固になると思います。

ユーザーはtvOSの積んでるApple TVをサーバーとしてUSB-HDDストレージを繋いで家に置き、iPhone,iPad,Macのデータを管理するという時代が来ればWindowsのホームでの役割を奪い、本当の便利で安全な時代が来ます。

その為にはApple File System (APFS) は上記のような機能が必須なのだと考えました。家族の大事なデータ(写真、書類、音楽)を苦労しないで安全に保管する事が出来るサービスを作ってくれる事をAppleに期待しています。

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